井上馨

井上馨

 昨日は、紀元前のペルシャ帝国の大礼服が出たので、今日は明治日本の中礼服(イヴニングコート)を着用した井上君です。 井上馨〔幕末には井上聞多といいました)は、攘夷の一環としてイギリス公使館を焼き討ちしたような過激派であったのに、現実に目覚めると、まだ幕末だというのに、いきなり髪を切って洋装し、イギリスにまで密出国してしまうという御仁です。
 おかげで明治政府では海外知識が役に立ち、かなりの敏腕ぶりですが、黒いウワサも常にあるという、いわば「なんでもあり」の政治家だったわけです。
 かの鹿鳴館時代は外務大臣で、「鹿鳴館」(三島由紀夫)では、いささか複雑怪奇な人物景山伯爵のモデルと言われており、藤田組の裏にいて、策略をめぐらしていた・・ということで、色々な小説で、かの川路利良さんを暗殺した黒幕にされたりと、なかなかに興味深いお人ではあります。
 自宅にあっては料理が趣味で、休みの日に台所に籠もっていたとか・・奇妙なヒトでしょう? 
2006-06-29

川路利良

川路利良

 ご存知! 日本警察制度の父、大警視の川路利良さんです。
 薩摩藩出身で、東京は銀座の警察博物館(一階では子どもがちっちゃい制服を着て白バイにまたがって撮影したり、ヘリに乗ったりできるところです)の歴史コーナーでも肖像を拝むことができますが、鹿児島県警察本部前には制服姿もりりしい川路さんの銅像があります(と言って、私は見たわけではないのですが・・)。
 いささか額の広すぎる髪の少なそうな写真が残っているのですが、チェスターフィールド風の上着を着た、なかなかのダンディで、それもそのはず、彼は仏蘭西は巴里の都でセンスを磨いてきたのです。あ、勿論ファッションの研究に行ったわけではありません。警察制度の勉強のためにヨーロッパ留学をして、最終的にはフランスの制度を基本として日本で警察制度を整えたのです。
 しかし、それだけではなく、大久保利通の腹心として、西南の役前後の不穏な時代に、大警視とともに軍籍も持っており、情報活動もやっていて(だからファンが多いのかも・・。ダンディな情報将校ってカッコいいじゃないですか)、46歳で病死した時は、汚職摘発を恐れた経済人の黒幕によって毒殺されたというウワサもあったそうです。
2006-06-22

戸田極子

戸田極子

華やかなりし文明開化のその真っ只中で、鹿鳴館の名花ともてはやされた戸田伯爵夫人は、岩倉具視の令嬢で、美しき貴婦人。
 鹿鳴館で催されたある夜会で、この伯爵夫人のあまりの美しさに、あたりの男性はくらくらし、賞賛の声を上げていたのですが、ただ眺めているだけではガマンが出来なかった御人が、若干一名。
 それは、女性好きで有名だった伊藤博文です。かれは、なんと、この夜会の場で、庭の茂みに引き入れて不埒をはたらこうとしたとかしないとか、大スキャンダルになって、新聞なども見てきたようなことを書き立てました。
 これほど大騒ぎになったのですが、オーストリア兼スイス特命大使になった夫の伯爵戸田氏共(うじたか)とともに、彼女はウィーンに渡ります。
 そして彼女が、当地で、琴の演奏をしてみせたを、ブラームスが楽譜にしているというエピソードがあります。
2006-01-23

ラフカディオ・ハーン

らふかだ
 暑い夏には怪談。これは、お盆の行事にあわせて幽霊たちを語ってあげようという、ふる~い伝統?があるようですが、「怪談」とくれば小泉八雲。本名は、ラフカディオ・ハーン(レフカディオス・ヘルン)。
 アドリア海に浮かぶレフカダ島で、アイルランド人の父とギリシャ人の母の間に生まれ、2歳でアイルランドへ移り、父母の離婚後、フランスのノルマンディー、北イングランドで学生生活。事故で片目を失明して退学、パリやロンドンで過ごしてから移民船で渡米。ジャーナリストとして著作活動をしながら、カリブの海の島などで暮し、カナダのバンクーバーから横浜につき、やがて出雲の地に至る・・という放浪経歴のある人物。
 地図で見ると、彼の故郷のレフカダ島にくっついて小さなイタキの島がありますが、実は、レフカダこそが古代のイタキだ!と声を大にして言った人がいます。トロイを掘った男シュリーマンです! イタキ・・つまりオデユッセウスの島です(いまだ確証はえられていないようですが・・)。
 このギリシャ神話の国から、ケルトの世界で育ち、世界を放浪し、日本の神話の国出雲に来た男・・それが小泉さんです。 
2005-07-22

西郷隆盛

さいご
上野公園の銅像を言うまでもなく、有名な方ですが、(確定的な)顔写真がないらしいのです。大久保さんが、海外のあちこちで撮った最新ファッション写真を送りつけてくるので、あきれていたとか・・。写真嫌いなら、そういう友人は「軽薄」にみえるでしょうね。おばさんたちには、この人と大久保さん、木戸さんは3人組みです。

木戸孝允

きどさん
桂小五郎だった人・・と言っても最近は、この名前がマイナーになってきたのか、もうひとつピンと来ないかも・・。五箇条の御誓文も古いなあ。戦前までは、これで有名な「エライ」人であったようです。でも、本人はアメリカにいる時「五箇条」作ったことなんかすっかり忘れてたみたいよ。大久保さん西郷さんと何故か3人セットにされている・・・って私たちがセットにしているんだ。

大久保利通

オオクボ
今回は、大久保さん。
おばさんたちの比較的近い時代の「友人」です。いやあ、子孫もおられるのに、あまり親しげなのは失礼かな・・。いうまでもなく明治政府の三傑の一人です。岩倉使節団で欧米に行って、髭や衣装を次第に整えて、だんだん「大久保さんスタイル」が出来上がりました。
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乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

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