浮船

浮船

 大長編小説の源氏物語、最後のヒロインです。
 宇治十帖は、源氏の晩年の子とされる(実は柏木の子供)薫と、源氏の外孫(明石の中宮の息子)の匂宮の2人の貴公子が、宇治にわびずまいする八宮の姉妹をめぐる物語です。 
 姉娘である大君が、薫の愛を拒絶したまま死に、妹の中君は姉の思惑で薫に与えられようとしたり、そのあてつけに薫が匂宮に与えてしまったりと、さんざんな展開だと思うのですが、浮舟は、地方に下って育ったこの姉妹の異母妹にあたり、彼女達よりいっそう不景気な境遇です。
 姉の中君をたよってきたところが、その姉の夫たる浮気な匂宮の餌食になり、また大君に似ているというので薫の思いものになったりと、まあ彼女もさんざんです。
 一体全体に、この男たちも女たちも、ウジウジしている宇治十帖ですが、2人の男に思われ(まあ、早い話が三角関係ですが)どちらとも選べない彼女は、結局どちらも捨てて、尼になる道を選ぶ・・というところで終わっています。どちらの男も、自分勝手で自己中心的だということを見抜いたのでしょうね。男なんかに頼っていては、苦しいだけよ・・・これが、「源氏物語」の結論なのでしょうか。
2007-11-12
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