四条隆房

隆房

 「悲劇のヒロイン」小督局の元恋人。
 藤原氏の名門の出身で、平家の政治的な意味合いもあって清盛の娘を妻としていますが、「平家物語」では、彼の恋人小督が、おなじく清盛の娘を中宮とする高倉帝に寵愛されたことから、彼女の悲劇はおこる・・ということになっています。
 清盛に睨まれて身に危険が及ぶのは女の小督ですが、彼のほうは、後白河院の寵臣でもあり、また平家滅亡後には建礼門院の援助者であり、なかなかのしたたかな人物と思えます。  
 この人が小督との恋愛の様を長歌に歌ったのが「隆房卿艶詞」で、枕草子絵巻と並ぶ白描絵巻の名品として「隆房卿艶詞絵巻」があります。これは、四条隆房が桜の咲く頃に小督を見初め、恋が成就するも帝のもとに小督が去ってゆくという物語。
 白描絵巻は鳥獣戯画のうような達者な筆使いとコミカルな内容で勝負するものと、色彩を一切排除して、薄い墨で衣装や背景などを描き、ここぞという部分(漆の調度や畳の縁などの装飾にもリキが入っていますが、やはり本命?は美女の黒髪でしょう)は濃い墨で書き、画面を一気に引き締める物語絵があります。勿論、隆房卿艶詞絵巻は後者の代表ですが、はじめの物思いにふける隆房卿のラフなスタイルをまねて私風に描いてみました。
2007-10-13
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