小督

小督

 ♪峰の嵐か 松風か 尋ぬるひとの 箏の音か
     駒引き止めて 立ち寄らば つま音 高き 想夫恋♪

 ご存知黒田節の三番です。槍を飲むほど飲むという酒飲みの歌の三番としては、ちょっと優雅な情景ですが、これは、嵯峨に隠れ住んだ小督を捜し求める歌です。
 宮中に仕える小督は、美人で箏の名手です。四条隆房を恋人にしていましたが、高倉天皇の寵愛を受けます。しかし、隆房と天皇のどちらもの舅にあたる平の清盛に睨まれて身を隠します。
 それを自らが探しに行くことが出来ない天皇は、源仲国に探索を頼みます。
 そして彼が、今の嵐山の渡月橋の近くで風に乗って流れてくる箏の音を頼りに探し当てるというお話で、平家物語で有名ですが、その情景がこの歌です。
 結局、ひそかに宮中に戻り、皇女を産みますが、また清盛の逆鱗に触れ、今度は坊主にされてしまうのです。
 可憐な悲劇の女性とされていますが、この清盛の娘婿にあたる2人の男性に惚れられたのは、偶然なのでしょうか?
 清盛が権力を持つきっかけとなった平時の乱で殺された実力者藤原信西の孫娘ですから、かつての番犬のなりあがりぶりに何か感じていた・・・とすれば面白いのですが。
 平安美人は、後姿で勝負?したそうですので・・あえて顔を描かずに・・。
2007-10-11
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