慧娘と玉郎

とりかえばや兄妹中華

慧娘と玉郎(けいじょうとぎょくろう)は、「今古奇観」という通俗小説集に登場するカップルです。
 もともと、慧娘の兄と、玉郎の姉が婚約していて、花婿の兄が病にかかります。重態になった息子を、美しい花嫁を見せて少しでも元気にさせてやろうと、祝言を急がせる婿の両親。しかし、明日をもしれぬ重病人に娘を嫁がせて、みすみす未亡人にしてしまうのもいやな花嫁の親。
 そこで、花嫁の母は、奇策を思いつきます。
姉娘とよく似た16歳の息子を女装させて嫁として送り込み、ついでに婿の病状を偵察させることにします。かくして、玉郎は、化粧して髪を結い、花嫁衣裳を着て輿入れします。婿方の両親は、美しい花嫁に大満足。
しかし、重態の息子は初夜の床どころではないので、花嫁の寝室に、妹の慧娘をやって「お義姉さんを不安がらせないように、よくもてなしておいで」と諭します。
 花嫁に興味深々だった慧娘は大喜びで、同じベッドに腰掛けて、気安く話しかけ、挙句には「お義姉さまは、肩幅ががっちりしていらっしゃるわね。まあ、なんだかお胸が扁平だわね」などと身体に触れたりしているうちに・・・(まあ、玉郎は、本人の好みで女装しているわけではないので)二人、なるようになってしまったわけです。
 そこで、ドタバタがあって、結局、病気の治った兄と本当の婚約者の姉が結婚し、弟と妹も結婚をするというダブルウェディングで、めでたしめでたし・・・? とりかえばや物語の「男君」ような物語です。
2007-10-04
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