藤原良経

藤原良経

          きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
           衣かたしきひとりかも寝む


 百人一首では後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくのせっしょうさきのだじょうだいじん)という名前の方です。父親の兼実から五摂家の九条を名乗っていますので、九条良経ともいいますが、満月の人藤原道長から七代目の子孫です。
 和歌や漢詩には早熟の天才で、十代の頃から名を馳せ、文才のみならず書の達人でもあり、風雅の人として知られました。38歳の時に急死したため、暗殺?謀殺説などもあるようです。
 文頭の和歌の解釈は、「不景気な声で秋の終わりのこおろぎが鳴いている。霜がおりそうな寒い夜に、うすっぺらな布団で、衣を片方敷いて一人で寝る・・わびしいなあ・・」という一人寝の淋しさをしみじみ歌う歌ですが、これは古歌の情景や詩句をいくつもちりばめた、技巧的な歌です。
 いくつもの名歌や古歌が頭に入っている教養人ですから、即座に色々な文字を繰り出して情況設定できるのでしょうが、やはり、絵柄としては、淋しい(単身赴任のおとーさん・・・奥さんが子供を連れて実家に戻ってしまった・・・どういう設定でもいいのですが)、一人ぼっちの秋の夜長・・・というのでいかがでしょうか。 
2007-09-22
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