町田久成

町田久成

 上野のお山をめぐる攻防戦は彰義隊だけではありません。実は、明治6年からはじまった密かな「上野戦争」の主人公は町田久成君。
 彼は薩摩藩の名家に生まれ、昌平校に学び英国に留学したエリートですが、英国滞在中、大英博物館を見て「いつかわが国にもこのようなものを・・」との思いを持ちました。外交畑から転身して、内国博覧会事務局長となりました。
 当時、上野のお山は焼け野原となった寛永時の跡地をめぐって公園を作りたい東京府と学校を建てたい文部省がゴチャゴチャモメて、文部省が半分に居座ったのです。ところが、この広大な地に目をつけたいたのは町田君。この上野のお山に世界に誇る博物館を建てたい!
 そこで、文部省と交渉をはじめ、紆余曲折を経て、上司の大久保利通なども引っ張り出して、ついに上野のお山を全部手に入れることになり、今尚、彼の功績を称えて東京国立博物館が堂々とそびえておるわけです。ちなみに文部省は追い出されて本郷にうつり、そこに学校を建てました。
 写真では、七三別けのフツーな髪型なのですが、書生風の真ん中別けで前髪など垂らしてみました。このほうが彼の「意思」があらわれていると思い・・・・ません?
※「明治博物館事始め」椎名仙卓・思文閣出版
※「博物館の誕生―町田久成と東京帝室博物館」岩波新書
2006-07-16
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