訶梨帝母(ハーリーティ)

鬼子母神

 訶梨帝母(かりていも)は仏教説話の夜叉の一人で、日本では鬼子母神として知られています。
 自身、500人の子供を持っていたのに、人間の子供をさらって食べるということから、釈迦に最愛の末子を隠され、諭されて母子を守護するようになったというのは有名です。以前鬼子母神として、この事典にも登場しています。
 しかし、古い時代には夫パーンチカ(散支夜叉)とともに、豊饒多産のカップルとしての像がパキスタンのタフテ・バヒーにあることから、ちょっと、古代ギリシャ風の(あるいはローマ風の)女神像として興味を持ちました。
 日本の鬼子母神は、手に吉祥果を持っているのですが、いつしかそれがざくろということになりました。ざくろは中に小さな種がたくさんつまっていることから、文字通り豊饒の象徴でしょうけれど、これを「人肉の味がする」なんて言い出したのは、ちょっとホラー仕立てかも。
 パキスタンのハーリーティーは手に「豊饒の角」を持っています。 これは、ざくろどころか、いろんな果物が満載です。
 夫を省いて描いてみました。衣装の色合いは、西洋の「豊饒の女神」が赤い衣をつけているものが多いような気がしましたし、ギリシャ彫像の彩色復元では、古代の女神像は、赤紫の濃いポルポラ染風のものが目に付いたので・・。
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