蓮生法師(熊谷直実)

蓮生法師(熊谷直実)

  人間五十年 化天のうちを比ぶれば 夢幻の如くなり

 織田信長と関連つけられて、これが幸若舞「敦盛」の一節だというのもあまりにも有名です(ちょっと長いですが本文はこちら)。
 この短い文言で、これまた49歳で死んだ信長の波乱の人生にミョーにマッチするので、更に有名になったのでしょうね。
 確かに信長は「大スター」ですが、平敦盛も、この時代には大スターでした。
 「16歳の悲劇の美少年」は、大いに人気で、その悲劇を自ら招いた熊谷直実も「美化」され、ドラマ仕立てで有名になった人物です(神戸市出身の私も、子供のころから敦盛は「親しい」です。
 敦盛塚も何度も行ったことがある。ご近所でしたから)
 で、この人間五十年のセリフ(?)は、「敦盛」の中の熊谷直実の言葉です。
 彼が、修羅の巷で生きた人生を振り帰り、出家する決意をする時の言葉。
 だから、本来は熊谷直実の言葉として有名だったはずなのに、信長と結びついてしまったんですねえ。
 で、熊谷直実は、わが子と同じ年齢の若い子供を殺さねばならない戦場に非情を感じて出家したということになっていますが、梅原猛「中世小説」では、直実は荒武者だったけれど、平家が滅んで戦乱の時代が終わり、小賢しい貴族や、いやしい親戚との訴訟などでモメて、つくづく世の中がいやになり出家したってことになっています。
 はじめ坊主頭の僧侶を描いていたのですが、謡曲「敦盛」の地味な蓮生法師のスタイルにしてみました。
2014-10-11
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