穴穂皇子

穴穂皇子

 もう一人「眉輪」(野溝七生子 展望社)の登場人物です。
 気の強いヒロインということで、若草香王女をとりあげましたが、殺される兄の妻・・つまり、ハムレットのガートルードであるところの中蒂姫(なかしひめ)を奪うのが安康天皇、つまり穴穂皇子(あなほのみこ)です。
 この人物は、ハムレットでいえばクローディアスにあたる人物ですが、ただ暴虐な・・という立場は弟の泊瀬皇子にその役割を譲っていますので、悩める王ということになっています。
 兄と姉にあたる軽太子と軽郎女の二人が、禁断の恋を全うして死んだ激しい恋について、嫉妬と羨望を抱いているという人物。
 そして彼にとって、秘密の憧れの恋人がおり、それは人妻だということで、これまたゆがんだ心理を持っています。
 その初恋の人が従姉妹にあたる中蒂姫です。
 そしてその中蒂姫も、夫を殺され略奪されるのだけれど、彼女自身の憧れの「白の王」(しろのおおきみとでも読むのでしょうか)として、記憶の中にある人物が、そもそも穴穂皇子だったという・・・お話。
 こういう複雑な背景を設定していて、映画のための筋書きだったそうですが、古代史劇というより、神話的恋愛ドラマということで、宝塚でやったらとても面白いかも・・なんて思いました。
 そういう発想で、この悪役というにはちょっと軟弱な穴穂皇子を白の王という感じで・・・。 
2013-06-15
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