喝食

喝食

 またしても、高尾観楓図屏風の人物です。
 喝食(かっしき)は、能面の若い男の面の一つとして有名ですよね。
 自然居士の面しか思い浮かばないというなさけない私の知識ですが、あの前髪がちょっとミュ~な面です。
 もともと、禅寺で、食事の時間やメニューを告げる役割の少年のことだそうです。
 寺を訪ねて来て食事などをする将軍に、給仕をした喝食の美少年が、御目に留まり、寺がごひいきになったとか、そういうのがきっかけかどうかしりませんが、寺としても、美貌の少年を取りそろえるようになったとか。
 で、勿論、単なる食事係ではなくなったのですね。
 高名な御坊様などは、外出の折に、自慢の美少年をお供に連れて歩くようになったとか。
 あっこの寺のはちょっとトウがたってるとか、むこうの寺のは若くて色っぽいぞ・・とか、噂もしあったのでしょうか。
 
 高尾の紅葉を見るためか、神護寺に所用でいくのかわかりませんが、威厳ある老僧と、中年の僧の二人連れが、2人の喝食の少年をつれています。
 能面そっくりの奇妙な前髪に、髪を肩先まで散らし、薄い直綴の下に派手な赤い衣が透けて見える少年の方を描いてみました。手にしているのは、高価そうな金地の中啓です。衣装や持ち物は、偉い御坊様方からのプレゼントでしょうか。
2013-05-25
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