ブドワールの道化師

ブドワールの道化師

道化師と訳される、コミカルな仕草をする「芸人」は、その歴史が複雑で、ヨーロッパの各お国の事情があります。
 クラウンとかアレルッキーノとか、ジョーカーとか、いろんな名前がありますが、英語の道化師クラウンは、日本ではピエロと呼ばれています。
 本来は、ピエロと言うのは、クラウンの一つで、特に悲しみの役割を負っているようです。だから、正式?には、目の下に涙のしずくを描いているのがピエロです。
 しかし、日本にクラウンが入ってきたときに、「悲しきピエロ」というか、「顔で笑って心で泣いて」というのが好きな日本人の心情にピッタリきたのかもしれませんね。
 笑いものにされながら、へらへら自分も笑っているものの、心では泣いているのだというこのピエロの姿が、ただおかしいだけの道化師ではない・・というところが。
 最近、昭和初期の人形の印象的なものを見たので、その、クラウンの姿をしたブドワール人形を描いてみました。
 ブドワールというのは婦人部屋のことで、ヨーロッパでは第一次世界大戦の後、高価で貴族的なビスクドールに代わって、布を型押しした顔で拵えた人形が流行しはじめました。そのブドワール人形が日本にも伝わって、やがて日本独自のフランス人形へと発展するのですが、それは、またあらためて・・・。
 このブドワール人形の道化師は、滑稽な化粧をしているわけでもなく(やや、まつ毛は濃いですが・・)、涙を流している様子もありませんし、顔つきは、誇らしげな微笑を浮かべていました。
 白と黒の片身替わりの衣装を身に着けた伝統的なスタイルです。
 左右の色の違う衣装は、古くは中世の絵画にも描かれる「芸人」の服装です。
2013-04-08
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