シドッチ神父

シドッチ神父

 屋久島では彼の上陸地点に碑文が立っていたりして有名人のようですが、少しマイナーかも。
 ジョバンニ・バッティスタ・シドッチは、キリシタン禁令下の最後の宣教師。
 18世紀に入って日本に潜入。髷を結って刀を差し、着物を着て日本人に変装して上陸しましたが、すぐに捕えられて長崎から江戸に送られました。
 日本での宣教活動はなかったのですが、江戸で幽閉されている時に、新井白石と対談し、その内容を白石が「西洋紀聞」として著したので、日本人に世界の知識を与えた人物の一人です。
 屋久島で没収された彼の所持品も、後に江戸に送られ、その中にフィレンツェの画家カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」があったのですね。その絵はドルチの一連の「悲しみの聖母」の絵のシリーズ?の中でも、ボルゲーゼ美術館にある「親指の聖母」と呼ばれる、青い衣から親指だけが見えているという絵柄で、現在は東京国立博物館が所蔵しています。
 手が全部見えているほうの「悲しみの聖母」は、国立西洋美術館にあります。
 結局、幽閉された彼の身の回りの世話をしていた夫婦に洗礼を施したので、待遇を落とされ、まもなく獄死したそうです。
 肖像画としては、侍姿の絵の温厚そうな横顔しかないのですが、シチリアはパレルモの生まれというので、なんとなくコワモテ風の濃い顔のイタリア人のイメージがわきましたので、「これだけ伸びれば、髷が結えるだろう?」と言っているイメージです。
 ミラノ出身の宣教師カスティリオーネは、奇しくも同い年です。
2012-05-02
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