死の天使

死の天使

 ラファエロ前派の女流画家に、イブリン・ドゥ・モーガンがいます。
 彼女の描く古代装束・・あるいは、ルネサンス風美女の絵画は美しいのですが、どこか不気味な感じが漂います。
 彼女の絵の中ではかなり印象に残るのが「死の天使」です。
 墓地・・だと思う荒涼とした戸外に座り込んでいるギリシャ風衣装の若い女性を迎えにきたとおぼしき天使が、かがみこんで誘いかけるような仕草をしています。女性は天使の手にすがりつき、何かを訴えているようです。
 しかし、天使の右手には時の翁のような鋭い鎌が握られていて、彼がいわゆる「天使」ではなく「死神」であることがわかります。その印なのか、背の羽は黒いのです。
 本来、顔が髑髏か、老人(時の)であるはずなのに、イブリン・モーガンは天使の顔を用意している・・といいうところがとても印象深いです。しかし、頭巾の間からのぞく髪は白い。
 「天使」の部分のみを、私風に。大鎌は省きました。
2012-02-17
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