ピラネージ

ピラネージ

 おおよそ、専門家であろうとミーハーファンであろうと「ローマ好き」なら、だれもがみーんな知っている・・というか、一度ならずと、目にしないのはないのがピラネージの名前ですね。
 名前のみならず、彼の版画を(好き嫌いは別にして)見ないで「ローマ」をイメージできないと言っても過言ではないかもしれません。
 そして、世界中にローマのイメージを植え付けたのが、他ならぬピラネージなんですね。
 ジョバンニ・バッティスタ・ピラネージは、18世紀の建築家です。
 今では版画家呼ばわり?されているけれど、彼自身は生涯にわたって、建築家だと思っていたと思います。
 なにしろ、当時の建築家ときたら、図面を描かなければならないので、絵の描けない建築家はいなかったのですから。
 明治時代の日本の建築家だって、その卒業図面など、額に入れて飾ってもいいくらいの「絵画芸術」なんですよね。
 で、ピラネージとくれば「廃墟の画家」とも呼ばれて、彼の描いた遺跡の絵が世界的に広まっているんですが、異色の廃墟の画家・モンスデジデリオと比較しても、デジデリオの場合は、まさに今崩れて崩壊する様なのですが、ピラネージのは、すでに崩壊し、時の試練を経て落ち着いてしまった「死んだ廃墟」なんですね。
 たとえて言えば、デジデリオの建築は、死してまさに腐敗したばかりの「骨」なのに、ピラネージはすでに白骨化して風化し、草なども生えている「骨」と言ってもいいかも。
 ピラネージは、高尚な「古代妄想」なので、古代ローマ人のいでたちで・・。
 また、彼の異色の作品「幻想の牢獄」は、古代遺跡とはちょっと違った妖しい系です。
 「牢獄」の3D映像がこちらにあります。
 グチになりますが、以前、初めてローマに行った時、年末だったので、本屋でピラネージのカレンダーをたくさん買っておみやげにしたのですが、あれ・・置いとけばよかった。ウチには一つもないのです。
2012-01-08
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