モンス・デジデリオ

モンスデジデリオ

 そういう名前の画家がいたかどうかもわからないというのに、その絵を描こうなんて、まあ大胆というより、厚かましいにもほどがある・・というくらいです。こちらにも書きましたが・・。
 モンス・デジデリオであろうとされる画家は2人いて、ともにフランス人のディディエ・バッラと、フランソワ・ド・ノーメの二人の名前・・ということになっています。
 しかし、デジデリオというのは、ディディエのラテン読みなら、デディエ・バッラがそうなんでしょうし、風景画家として名の通っていたバッラがモンス(ムッシュがなまったもの)・デジデリオと呼ばれていたのだそうです。
 しかし、衝撃的な崩壊する廃墟の絵は、彼の画風にあわないそうで、一度見たら忘れられない悪夢のような幻想建築(それもほとんどが闇の中に浮かび上がる風化した骨のような古代建築)を描く画家ではない・・ということで、彼と一時共同の工房で作画していたいたフランソワ・ド・ノーメが「モンス・デジデリオ」の正体だろうと言われています。(それにしても、南国ナポリの画家というのに、なんて暗いんだ~・・・)。
 彼ら二人が共同制作した「バベルの塔」という絵がありますが、その手前にいる工人の二人組が自画像ではないか・・などという想像をしている文章を読んだのですが、絵の中に自画像を紛れ込ませたのだとしても、顔の表情などはよくわかりません。
 「聖パウロと聖ステファノ」という(便宜上呼んでいる)絵があるのですが、勿論、手前に小さく描かれた聖人の絵をメインにしているのではなく、その背景にある崩壊しかけたドームやら、塔が「主人公」であるのは勿論です。
   その人物像を二人取り出して、「油釜に投じられた福音者ヨハネ」の「主人公」である幻想都市を貼り付けました。
 
モンス・デジデリオ画集 (E.T.Classics)  
2011-12-27
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