仲介の天使(ガブリエル)

赤い羽根の天使

 お告げの天使 ガブリエルは、すでに出ているのですが、年末になったので、あらためて、多忙のこの方に登場願いました。
 受胎告知をした・・ということで、神のメッセンジャーとして「情報・伝達」全般の守護をする天使です。
 情報化社会では、大いに忙しいことでしょう。
 そして本業以外に、担当地域もあります。
 西方守護のミカエルに対して、東方守護の使命を持つといわれる(無関係に、突然思い出しましたが、北町奉行、南町奉行は、管轄地域の別ではなかったようですけれど)天使です。
 それに加えて、天使としては「出自」がかなり古く、もともと、天使としての役割のすべてを担っていたのではないかとも思える部分もあるそうですが、イスラム教でも、天使ジブリールとして、唯一神とマホメットをつなぐ役割をしています。
 古い絵画などで登場するガブリエルは、明らかに男顔なのだけれど、時代が下がると(天使全体に言えることですが)女性的な外貌になってきます。
 そしてガブリエルは、唯一の女性天使だ・・という説まで現れました。
 その理由は、女性の私室にまで入り込めるのは女性でなければならないから・・ではないかと。
 つまり、マリアの寝室まで突然入り込んで「妊娠しましたよ!」なんて言うのは、男じゃまずいでしょ・・ってことなんでしょうかね。うむむむ・・・・。
 受胎告知の絵柄の面白さは、まあいろいろあるんですが(大塚美術館には受胎告知ばかりを集めた部屋があります)、画家もいろいろ工夫をこらしたんでしょうね。
 また、神の言葉を「仲介」するということからか、人間ではなくのに天使な「聖人」として、神との間を取り次いでくれるという役割もあるそうです。
 またしてもビクトリア朝のステンドグラスから。
 原画はいささか厳しい表情で、ちょっと冷酷そうな顔をしています。
 羽は背景に追いやられ(仏像の光背みたいな感じと言ったらいいでしょうか)、聖職者の服装をして厳かに立っていて、ガブリエルの印である百合の枝と、羽がなければ「聖人」に見えます。
 受胎告知の場面では百合の枝を持っていますが、ガブリエルは錫杖のような杖を持つ姿もあるので、杖にしてみました。
2011-12-09
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