夕星(ゆうづつ)

有星(ゆうづつ)

 室町時代に成立したといわれる御伽草子のなかに「天稚彦草子」があります。
 これは、宇宙人?天稚彦とその妻を主人公とする天界を舞台とた異世界ファンタジーなのであります。
 まあ、内容は「美女と野獣」と「アモルとプシュケー」「ジャックと豆の木」それに、ちょっとだけヘラクレス神話風(なんと、うら若いヒロインに、牛小屋の管理だとか、ムカデ退治なんて12功業みたいな試練が襲うのだ)のミックス。
 で、やっと二人の仲を許してもらったカップル(それでも、年に一度だけの逢瀬とは!)は、七夕になりましたとさ・・。
 これってめでたしめでたしではないでしょう?
 まあ、その本筋はいずれ別の機会に譲るとして、天稚彦を天界に探しに来た姫君(長者の三番目の娘)が、最初に出会うのが夕星(ゆうづつ)です。
 ゆうづつは、宵の明星のこととされ、古代神話の天津甕星(あまつみかぼし)ではないかと言われます。
 この天津甕星という神様は、高天原の命令に従わなかったので、天羽槌雄神(あめのはづちのおのかみ)に退治されたということになっていますが、これって、なんだか、光の大天使であったルシファーが堕天して悪魔になったのに似ていませんか?
 しかも、この退治をした天羽槌雄神って、倭文(しづり)の神・・つまり織物の神様で、天岩戸に籠った天照大神を誘い出す布を織ったとか。こういうマジカルな布って・・・ガーゴイルを退治た司教のストラ(つまり悪魔払いの道具ですね)みたいじゃないです?
 ということで、全然まとまりはないのですが、御伽草子の「金星」夕づつは、白い狩衣を着た少年として登場しますので、そういうイメージで。日本のルシファーにしては少し線が細いかも。
2011-08-26
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