ティモテオ修道士

ティモテオ修道士

  サマセット・モームの「昔も今も」を読み、戯曲「マンドラゴラ」も読んだという話をしましたが、どちらにも登場する、ティモテオという修道士です。
 特に、マキャベリを主人公にしたモームの小説では、面白すぎるくらいの鉄面皮。
 偽善の仮面がすっかり身について(まあ、坊さんは誰しも多少ともそうでしょうが・・)、おまけにその「仮面」が、モームに言わせると「古代ローマ皇帝」のような顔だというのだから、これは、なかなか興味がそそられます。
 肖像彫刻の代表といえば、古代ギリシャ・ローマの先人たちでしょう。しかも、とある皇帝、それも、どうやら権勢と淫乱の果てに暗殺されたという、教科書のような悪徳皇帝に似ているというのだから!
  ローマの皇帝で、軍人皇帝の時代に入れば、暗殺は日常茶飯事ですし、ユリウスクラウディウス朝にしても、カエサルはもちろん、ティベリウスもクラウディウスも暗殺のウワサはありますし、カリギュラに至っては、間違いないし、ネロだって、自殺だけれど、まあ、追い詰められて殺されたようなもんだ。  
 あえて、だれだとは特定しないほうがいいのだけれど、なにやらドミティアヌスっぽい。またコンモドゥスにもそれはいえる。
  小説では、マキャベリが恨み骨髄。良心の欠如、貪欲、悪徳、偽善、狡猾・・・くそったれ~!と絶叫します。
 でも、み~んな自分の恥知らずな行為を棚に上げての叫びなので、智謀をもってなる彼を出し抜いたこの坊さん・・カッコいいじゃないですか♪
 ということで、なんとなく古代ローマ人風の顔。たぶん、前髪がくるくるしていたのではないかと思うので、こんなイメージにしてみました。モームによれば、彼はフランチェスコ会の修道士です。
※昔も今も (ちくま文庫)
2011-06-24
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる