イサキオス・コムネノス

イサキオス・コムネノス

  久々のビザンチン。
 流浪の皇子イサキオス・コムネノスです。
 イサキオスという名前は、旧約聖書のイサクにちなむのだそうで、同じ名前の人が沢山いますが、この人はアンナ・コムネナの弟です。
 アンナ・コムネナはビザンチンの皇女にして女流史家ですが、父アレクシオス1世の跡目をめぐって、弟のヨハネス2世と争いましたが(自分の夫を皇帝にしようとしたのです)、その姉兄喧嘩の折、三番目のイサキオスは、兄の方について協力しました。
 無事兄が即位すると、弟の功績を嘉した皇帝は、彼に名誉と身分を授けますけれど、とりまきやら、権力がからむとやがて不協和音が生じ、いかなる理由があったのか定かではないけれど、弟は反逆者として追われ、国外逃亡するハメになったのですね。
 8年ほど後に兄のもとに一度詫びを入れるけれども、また追放され、兄が死ぬまで都の土は踏めませんでした。
 ある意味、位を奪い取った大海人皇子でもなく、キョルテギン(ビルゲの弟)でもなかった貴人の悲劇ですね。
 ビザンチンの聖堂で、20世紀までモスクとして残っていたギリシャのコスモソーテイラ修道院に壁画があります。
 その中の武装する聖人、眼光鋭い聖メルクリオスの姿がイサキオスだと言われています。
2011-04-18
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