ピエロ・デッラ・フランチェスカ

ピエロデッラ

 久々のイタリアンです。
 ピエロ・デッラ・フランチェスカといえば、思い浮かぶのは、アレッツォのサンフランチェスコ聖堂の「聖十字架伝説」の壮大な壁画でしょうか。
 それとも、両脇に左右反転描きの天使を従えた、大きなおなかに手を置く「出産の聖母」を思い出すでしょうか。
 凝りに凝った遠近法と手前の謎の3人の人物がいる「キリストの鞭打ち」の絵でしょうか。
 いずれにしても、人物の描き方は、表情が静謐で、まるで仏像のように正面むきの絵が印象に残ります。
 激しい戦闘場面でも、無表情の剣をふるう人物と、これまた無表情に咽を切り裂かれて死んでゆく人物など、ちょっと無気味さがただよい、なんだか忘れられない印象の画風です。
 人物描写もさることながら、数学者でもあった彼は、遠近法を駆使して、不可思議な空間背景をを作ります。
 代表はキリストの鞭打ちですが、「受胎告知」の絵も、なにやら異様な建築後世で、天使と聖母、天上の神の姿が、柱や二階の区切り線でマンガのコマ割のように別けられます。
 生涯のほとんどを故郷の近辺で過ごしたと言う画家ですが、ウルビーノのフェデリコ・ダ・モンテフェルトロや、シジスモンド・マラテスタ などの絵を描き、彼が遠近法を教えたのが建築家のブラマンテだ・・などというのですから、なかなか重要人物ではありませんか。
 若い頃のピエロ・デッラ・フランチェスカをイメージして、背景はアレッツォ(だと言われている)の町の絵です。 
2010-11-19
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