地獄鉄磑所の鬼

獄卒2人

  「日本の国宝、最初はこんな色だった」(小林泰三・光文社新書)のシリーズ?です。
 絵巻物「地獄草紙」に鉄磑所(てつがいしょ)の場面があります。
 ここは、地獄の鬼達から、鉄の臼ですり潰されるというすさまじい場所です。
 生前、人からものをかすめとった連中が、処罰を受けているところだそうです。
 デジタル復元で、鮮やかな色彩が蘇った派手な鬼達が、4人いますが、彼らは男女二組のカップルで、重い?鉄の臼をひいている二人は真面目に力を入れているのだけれど、人間を臼に放り込む作業をしている緑鬼と、うすでひかれて、ばらばらぶばった人間の残骸を箕であつめて河に捨てている赤鬼は、なにやら気楽に会話しているような感じがします。

「お前、最近すっかり白髪になってしもうたなあ。てっぺんなんか、ぬけてきたがな。」
「あんたかて、緑肌に赤褌でカッコつけとっても、自慢の赤毛は、はげてもたし、あちこち痒いとか、上唇がはれあがるとか、おじんくさいで。」
「ほっとけ。お前かて、腰がかがんで、しわだらけになってもてからに、流行の豹柄の腰巻が似合わんで。」
「あ・・そう。ほんなら、新しい虎皮のん、買うて。タイガース優勝セール当て込んで、仕入れすぎて、叩き売りしてんねんて。」
2010-11-10
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる