ヴェネツィアの金髪美人

ヴェネツィアの金髪美人

 私の家の近所には若い人が多いのですが、ぞろぞろ歩く女性達は、夏になって、まるでエンパイアースタイルのような長いスカートをはいている人たちも目立つようになりましたが、そろいもそろって、髪を長く垂らし(エクステもありでしょうが)、カラーリングをしていない長髪はめずらしいような感じです。
 日本人ですから、浅黒い肌に、昔は「茶髪」などと言われた明るい髪色をしています。
 こういうのは、ホンモノの金髪ではないので、「ヴェネツィア金髪」というものに似ているのではないでしょうか。
 16世紀頃になると、女性の髪形も、中世のようにかぶりものオンリーではなく、結い上げて宝石を飾ったりして、変化に富んでくるので、地毛の色もアクセントになります。
 イタリアの女性は、黒髪や、濃い色の人が多かったので、人工的に金髪を作るために、泥や脱色剤などを髪に塗り、炎天下に日光にさらして脱色したそうです。これらのニセ金髪は、ホンモノのゲルマン系の薄い金髪と違って、やや赤みがかった独特の色になるので、これまた色っぽいともてはやされたそうです。
 しかし、どのくらいの時間晒せば、髪の色が抜けるのでしょう。私などは、想像しただけで暑くて、アタマがぼ~っとしそうで、ごめんこうむりますが、いつの時代にも、女性の美の追求はいかなる努力も惜しまないのでしょうね。
 オーギュスト・ラシネの服飾シリーズ、マール文庫に載っていた、ヴェネツィア金髪を作る女性です。
 汚れてもよいためか、汗をかくためか、ラフな部屋着を着て、日よけのために、シャンプーハットのような、つばだけの麦わら帽子をかぶり、ベランダで髪を晒しています。靴下様のものを履いているのは、これもまた日焼け防止でしょう。髪は明るい色になったものの、他の部分が日焼けしてしまっては台無しですものね。 
2010-06-21
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