トマス・アキュナス

トマスアキュナス

 一昨日の続きです。
 偉大なる学者であった、アルベルトゥス・マグヌスの弟子中の弟子であり、師匠を越えたとされる更なる大学者として有名なのが、トマス・アクィナスです。
 教科書では「神学大全」とセットで覚えていますが、難しくて高邁な神学の研究というだけではなく、伝説で名高いのは、かのアルベルトゥスの「人造人間」をぶっこわしたことです。
 ある時、師である大アルベルトゥスを訪ねたところ、門に出迎えたのは、彼の作った人造人間で、わけのわからぬことをしゃべるので、気味が悪くなって壊してしまった・・というのですね。
 しかし、何と言っても「大人物」のトマスですから、これはまあ、ただ単に、恐怖に駆られて衝動的に壊したとか、怒りに任せてぶんなぐったとかいうような感情的なものではなく、「理屈」があるのではないかと思うのは、かんぐりすぎでしょうか? 
 つまり、人工知能だとか、人造人間など、いかに偉大な人物であろうと、自らの師匠であろうと、「神の領域」に人間が踏み込んではいけない・・というのではないか。また、このようなものが人間を超えて存在してはいけない・・というのではなかったか。
 この伝説を、西行法師が作ったという「人造人間」と比較する方もあるようですが、現代のクロ-ンなど、聖トマスは否定するのではないでしょうか?
 大アルベルトゥスは、議論が出来る人造人間以外にも、動く少女の人形(何故、少女なのでしょうか?)をこしらえていたとか、科学と魔術の領域すれすれのところにいたのですね。
 絵は、決意を持って人造人間をぶんなぐるトマスにしてみました。
2010-05-07
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