柱頭聖者シメオン

柱頭聖者シメオン

  煙とナントカは高いところに登りたがる・・なんて言いますけれど、高いところに登りたい・・つまりは天空を目指したいというのは、羽も翼もない人間の隠れた本能なのかもしれません。
 勿論、バベルの塔の物語をひくまでもなく、ゴシック建築はひたすら上を目指して高い聖堂を築き、仏教でも、本来シャカの墓であるスツゥーパが、どんどん高くなって五重塔や八重塔になるし、俗界を離れたい、行者や仙人は、山岳に登って高いところで修行します。
 そして人里離れた砂漠というのも修行の場でありまして、キリスト教では、キリスト本人や、砂漠でも誘惑の多かった聖アントニウス、それにマグダラのマリアと混同されたエジプトのマリアもいます。 
 そしてその砂漠ですら、地面に近いところでは修行の邪魔になる・・というので、高い柱を立ててその上に上っていた人がシメオン。柱頭行者とか呼ばれる人物です。
 彼は、5世紀頃の人ですが、シリアの砂漠で修行していましたが、彼の評判を聞いて、人が集まってくるのがわずらわしく、高い柱をたてて、その上で修行をしていたところが、それがまた珍しいので、ますます人が集まるようになり、更に柱を高くする・・また人が集まる・・また柱を高くする・・ということで、ものすごい高さになってしまい、その柱の上で修行すること35年・・・・。
 彼の死後、その柱を囲むようにして修道院が建てられて、大勢の人がその柱を拝むために巡礼としてやってきて繁盛したとか・・。
 で、その柱の上から35年も降りてこなかったとかいう話もあれば、お祈りをするときだけ登っていて、それを35年間続けたという説もあるそうですが、いくら天の神に近いところとはいえ、登りっぱなしでは不便だと思うのですが、立派な大理石様の柱の上にお坊さんが乗っている絵などがあれば、この方でしょうねえ。
 柱といえば、諏訪の御柱祭を思い出したのと、ドラゴンボールの「かみさま」の住まいなどをイメージしてしまったので、雲の上に出ている高い柱の登る修行者を描いてみました・・・って、なんぼなんでもこんなに高い柱は無理でしょうけど・・・。
2010-04-24
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