シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿

シピオーネ枢機卿

  カラヴァッジオ没後400年ということで、先日映画「カラヴァッジョー天才画家の光と影」見て参りました
 カラヴァッジョのパトロンとして、デル・モンテ枢機卿が登場しましたが、ラストに、ボルゲーゼ枢機卿という人物が、なにやら画策して絵画を奪ってしまう・・というような感じでした。
 この人物は、かのベルニーニのパトロンで有名なシピオーネ・ボルゲーゼで、先年来日した「ボルゲーゼ美術館展」でも公開された膨大な美術品を集めた方です。
 カラヴァッジオ作品も沢山持っているのですが、正当ならざる方法で集めたものもあるようです。
 そもそもは、カラヴァッジオが、とある人物と女性がらみで揉め事をおこして(ほんと、この人ってロクなことしないですよね)、その件の仲裁に入ったので、そのお礼に絵画をもらったらしいのですね。
 それで、気に入ってしまって、教会から受け取り拒否された作品などを買ったりしていました。
 さらに欲しくなって、作品を何点か持っていたダルピーノという画家を検挙させて、所蔵絵画を押収して自分のものにし、またエルコレで野垂れ死にのようにして死んだカラヴァッジオが、最後まで所持していた絵画を取り上げたというような、いささかあくどい方法で入手しました。
 いかなる手段を講じても欲しいものは欲しい! というのでしょうね。それほど、熱心な?収集家であったようです。
 この人の風貌としては、先日の展覧会にも出ていた、ベルニーニがこしらえた50代の肖像彫刻が有名ですが、この人物は、カラヴァッジオより5歳も年下で、枢機卿になったのは29歳ですから、彼の絵を集めていた頃は30代の前半です。
 ちょっとクセのある若い枢機卿というイメージで・・。背景は勿論、「洗礼者ヨハネ」です。カラヴァッジオが最後まで手元に持っていたものです。
2010-03-27
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる