ヴィクトリア朝の女官

ヴィクトリアの女官

 何処の国においても、王妃や王に仕える宮中の女官というのは、単なる裏方ではなく、本人が望むと望まざるとに関わらず政治的な色彩を帯びて来るものです。
 王やその家族の存在が政治的なものだからですが、彼らの身の回りを世話し、秘書を務め、実務を時には補佐し、極端な場合は国王や王子たちの「愛人」までつとめる場合もあり、思わぬ権力を手にするという場合もあります。
 ましてや、仕える国王が女性・・つまり女王であるとするならば、その存在感は増します。
 ということで、実は、平日のレディスディーの朝っぱらから無理やり時間を作って、映画「ヴィクトリア女王ー世紀の愛ー」を見てきましたので、あの時代の絢爛豪華な衣裳の数々を堪能してまいりました。
 会場に期間限定で映画の中で使われた衣裳が展示してあると言うのも、目的だったのですが、主人公の二人、タイトルからして、若きヴィクトリア女王その夫の物語なのですが、周りの人物がなかなかに面白かったですよ。
 すごく印象的で、あの目つきはどっか見たことがあるのに、誰だかよくわからないなあ・・と思っていた宰相メルバーンが、なんと!! シラスだった~!ひえ~! 
 それに、叔父にあたるレオポルド公もカッコよかった・・。この人が自分の別の甥を、イギリス女王であるところの姪の夫にしようとやっきになっているんですね。政略丸出し・・。
 女王の母の秘書官で権力志向のコンロイも「悪い男」で、この個性的なおじさん三悪人が目だってたので、いかにもアルバート公は(主役なのに)小物に見えましたね・・うん・・まあ、あまり印象的ではなかったなあ。
 で、宰相のメルバーンが送り込んだ女官長がなかなか素晴らしい衣裳を着ていまして、印象に残ったので描いてみました(かなり細めの身体に修正?していますが・・)。
 この時代は(1840年頃)、まだクリノリンがあらわれておらず、かといって身体に密着したスケスケ衣裳のエンパイアスタイルはすたれていて、過剰な装飾もなく、かなりすっきりしたシルエットだったのですね。ウォルト(ワース)のようなデザイナーが出るのはまだもう少し先です。 
2010-01-21
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