ナイペルク伯爵

ナイペルク

 セピア処理が地味すぎて、影が薄くなってしまいました。
 オーストリアのナイペルク伯爵アダム・アーダルベルトです。
ナポレオンの二番目の妃マリー・ルイーズが、ナポレオンと別れた後、オーストリアに帰って、パルマ女公になりました。
 そのマリー・ルイーズのそばにあって、彼女を守り助けることを生涯の使命としたのが彼です。
 ナポレオン没落後、政治的な結婚であったにもかかわらず、ナポレオンに愛情を抱いているマリー・ルイーズが、彼の元に駆けつけないように、父である皇帝とメッテルニヒが策略をめぐらし、護衛として送り込んだのがナイペルクだと言われています。
 単なる姫の忠実な護衛ではなく、いかなる手段をとっても姫の気持ちをナポレオンから切り離せ・・と言われていたので、その使命を忠実に果たし、マリー・ルイーズの心を自分に向かわせる。
 まあ、つまりは色仕掛け・・ということになるんでしょうか。当時すでに40歳を越していた妻子ある男が、若い姫を慰める・・は面白すぎて、できすぎです。
 そういう下世話なことではなく、心より姫を守り、姫のことのみを考えて常に側にいて、頼りになる男性・・・。
 不幸な姫であるマリー・ルイーズの心のよりどころとなり、愛情の対象となるのは時間の問題であったのではないでしょうか。
 パルマ女公のマリー・ルイーズの、公生活では宰相として政務を行い、私生活では夫として支えました(妻とは離婚しています)。 勿論、彼女が皇帝のお姫様であったからですが、上から目線の「亭主」という存在ではなく、妻に忠実に「仕える」夫というのは、なかなか貴重なものだと思いませんか? 姫の前夫の息子には嫌われても耐える感じで。
 肖像画は、片目アイパッチの、ちょい悪風なので、まじめでやさしそうな・・というイメージで。
 頼まなくても、コートなど手に持ってついてきてくれそうな。
2010-01-15
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる