コデックス・ギガスの修道士

コデックスギガスの悪魔

 嘆く天使が出たので、今度は笑う悪魔です。
 ということで、世に伝わる奇怪な本、コデックス・ギガスというものがあります。日本語ではギガス写本、つまり「巨大写本」です。
 それが「悪魔の聖書」と呼ばれているのは、この本の製作に悪魔がかかわったと言う伝説があるからです。
 舞台は13世紀のチェコのとあるベネディクト会の修道院!(これだけで、北伊ではないのですが「薔薇の名前」を思い出しますね~♪)ある修道士が罪を犯して罰を受けることになりました。それは、窓もない土牢?に水も食事も与えられず閉じ込められる(緩慢で残酷な死刑)のですね。
 命乞いをする修道士に、修道院は、一晩で聖書を作ることが出来たら許してやろうというのです(ということは、この修道士は写字生だったのでしょうね。・・ますます薔薇の名前だ~!)。
 しかし、コピー機もない、パソコンもない手書き写本の時代で、たった一晩で聖書など作れるわけがないので、この修道士は、人外の力に頼ります。つまり悪魔を呼び出して(神様は罪を犯した修道士なんかには手助けしてくれないので?)、手伝ってもらって、見事に夜明けには巨大な本が出来ていた・・そして、それを手伝った悪魔の姿がこの写本に写し込まれていた(神霊写真か~!!)・・というものです。
 現存する(現在はスェーデンにあるそうです)写本は、624ページで重さが75キロだそうですが、これが、その修道院からあの物好きなルドルフ2世のものとなり、30年戦争でスェーデンに略奪された・・という代物です。
 2007年に公開されたということですが、それについても、未だに「このような悪魔の本を研究したり、公開したりしてはいけない」などという声もあったとか・・。
 中世には奇蹟を起こす聖遺物もあれば、このような曰くありげな邪?遺物もあるのですねえ。摩訶不思議なことです。
 で、この本を作った修道士がその後どうなったかはわかりませんが、悪魔のバックアップで大出世した人もいるので、修道院の図書館長?くらいにはなったのかも・・。
 悪魔と共同作業するのはブキミではあるでしょうが、此の世に二つとない本を作るのですから、写字生だと職業意識に燃えて、楽しげに行ったのではないか・・悪魔にしても、自慢の技術を嬉しそうに披露したのではないか・・などと想像してみました。
 写本に描かれた(写しだされた?)悪魔は、豹柄?のパンツをはいていておしゃれ?でしたのでマントにしてみました。BGMは勿論「鬼のパンツ」です♪
 この「悪魔の聖書」は、かならずしも内容は聖書だけではなく、修道院の記録や他の写本なども含む編纂物らしいのですが、なかなかに人を驚かすものではあります。こちらの「叡智の禁書図館」に悪魔の画像など、詳しい情報が出ています。 
2009-11-17
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