パーシー・ビッシュ・シェリー

シェリー夫
 
 フランケンシュタインでおなじみのメアリー・シェリーの、大いに問題ありの詩人の夫
 P・B・シェリーは、英国貴族の家に生まれ、頭脳明晰でありながら、学校ではいわゆるいじめられっ子だったので、読書に明け暮れる早熟の「危険思想家」となったもようです。
 無神論のパンフレットを出版したことから、オックスフォードを退学させられることになります。
 プライドの高い父親が、裏で手を回して退学取り消しを画策したので、親子の断絶もおこし、勘当されて放浪することになります。
 この時、妹の友人であったハリエットという少女を伴って、スコットランドで結婚します。ところが、彼は、「結婚」についてとても自由すぎる考え(友人と妻を共有するというような過激思想)を持っていたため、ハリエットはとてもついていけないと考えるようになります。
 そのような妻をうとんじて・・というより、その頃の新しい彼のマイブームは政治問題で、ロンドンのゴドウィンという無政府主義者の家に入り浸るようになる。
 そこで知り合い、恋に落ちたのが、ゴドゥィンの娘メアリーです。ゴドゥィン自身も自由な結婚観を持っていたとはいうものの、娘の事に関しては、やっぱり「父親」で、「あんな男はけしからん!」と猛反対。
 やがて二人は駆け落ちをして、放浪することになる。この間、メアリーの義妹のクレアもつれて行き、いかがわしさ満杯のバイロンとその男の愛人も加わって、三角関係どころかペンタゴンじゃあなかろうか。
 そういうわけのわからない生活が、彼の詩作の源泉であったのかもしれませんが、キリスト教の神や聖人も否定して、そのかわりに「美」を信奉する・・とか、古代の神々は、偉大な帝王の業績に「絶望せよ!」とか、過激な言葉を吐くところは、結局は絶対者の「神」から逃れるすべだったのかも。
 この人騒がせな妄想男は、生涯どのような職業にもつくこともなく、泳げないのにヨットに夢中になって、水死しました。30歳。
2009-10-27
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