ジャック・オ・ランタン

ジャックオランタン

 カボチャに目鼻(?)のハロウィンの飾り付けがやたらと目立つ昨今になってまいりました。
 あんなものは、以前は、さほど見なかったのですが、ここんところ、個人の家の玄関にまで、クリスマスのライトアップと同じくらい盛んになってきましたね。
 あのカボチャは、ジャック・オ・ランタンと言って、「提灯男」というほどの意味です。
 アイルランドやスコットランドの鬼火伝説です(あちらでは、男の名前はウィルですので、ウィル・オ・ウィプス)。
 日本風に言えば、成仏?できない幽霊が、墓場の辺りを彷徨っているんですね。つまり、「どこからともなく、なまあたたか~い風が、す~っとふいて、闇夜の墓場に、ぽっつ~んと明かりが・・」というヤツです。そういうのをジャックのランタンだというのだそうです。
 ウィルでもジャックでもいいのですが、まあ、そのジャックが、生前悪いことをして、地獄行き間違いないので、天国の門を守る聖ペテロを騙して、生き返らせてもらう。よほど口先の上手い男だったのでしょう、生き返って、再び悪行三昧、そして、また死んだ。今度は、ペテロは頭にきていて「お前には天国にも地獄にも居場所はないぞ!」と追い出されるんですね。
 つまりは、あの世でも、此の世でもない、中有に(まあ、仏教ではないんで49日たっても何処にも行けない)彷徨うわけですが、死者なので暗い闇の中を、孤独にうろうろすることになる。それを見ていた悪魔が、あわれんで、煉獄の火(あるいは地獄の火)を石炭一つに移して、わけてあげる(う~ん・・聖ペテロより悪魔が優しいのか・・・)。
 ジャックは、悪魔にもらった明かりを、そこら辺に落ちていた、ひからびた蕪をくりぬいてその中に入れ、ランタンとして持って歩いている・・。だから、くら~い夜に墓場のそばで、ぼ~っと明かりが見えたら、それはジャックのランタンなんだそうです。
 それが、新大陸に渡った人々の間では、アメリカには蕪がなかったので、カボチャで代用したのが、今は世界的に広がったのだとか。
 ところで、ハロウィンは、全ての聖人の日である11月1日の前夜祭ということで、仮に死者が蘇ってくる日だということらしいのですが、なんとなく日本のお盆・・というほどには気楽ではない気がします。
 洗礼を受けずに死んでしまったので(霊界での)名前がなくて最後の審判まで彷徨わなければならない子供のオバケだとか、このジャックの話なども、ちょっと物悲しくて、私には、あまり楽しいとは思えないのですが・・・。 
 蕪のランタンを持つ幽霊・・の雰囲気で描いてみました。暗くてテンション下がりますかね?
2009-10-20
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