メリン神父とカラス神父

エクソシストたち

 エクソシスト(祓魔師)という仕事が存在するということを世にしらしめたのは、ホラー映画の傑作といわれる、映画「エクソシスト」です。
 私自身は、公開当時も、その後も、見ていません(ホラーがあまり好きでないのと、怖い映像を見ると悪夢をみるから・・)。
 映画もシナリオライター出身の原作者自身が脚色したので、いわば、作者のイメージとおりなのでしょうね。
 で、原作の小説を読みました。
 無気味なぐちゃぐちゃ、どろどろの内容か(そんなものを期待していたわけではないのですが)と思いきや、全く違って、登場人物の誰もが、それぞれ重く苦しい現実や過去を背負っていて、とても哀しい。
 結局、病の少女をあらゆる病院が見捨てた後、悪魔祓いをやることになり、実績のある老司祭のメリン神父(考古学者)と、カラス神父(精神科医)が、儀式をやることになります。
 老司祭は心臓病が進行していて、これで死ぬのだろうと覚悟しています。
 一方、あくまで精神病理学的解釈を欲しているカラスは(彼は、母の死や、此の世の理不尽に、神の存在を疑っていて、科学にすがりついている)、悪魔祓いをショック療法の一つとみなそうとしています。
 結末は、勿論、少女は救われるのですが、メリン神父は途中で発作がおこって死んでしまい、最後にカラスが、悪魔の存在を受け入れ(つまり神の存在を認めた?)、悪霊を己自身の身体に引き入れて、それを殺すために「自殺」する・・。
 カラスについては、こっちにも少し書いています。
 このラストが、ある意味、あとを引く原因なのかもしれませんね。
 映画は、このあとエクソシシト2、エクソシスト3、エクソシスト・ビギニングと作られました(評価は低いようですが、これまた見ていないので知りません)。
 小説では、いよいよ2人が悪魔と対決するべく向かっていくところで、服装を整えます。
 カソックの上に白いサープリスを着て、司祭は紫のストラをかけ、祈祷書を手に、「いざ出陣」・・という場面が、黒、白、紫(祈祷書は多分、赤)で、とても印象的です。
 本物のエクソシストたちのインタヴューを集めた「バチカン・エクソシスト」という本を読みましたが、あれにも儀式を行う時は紫のストラを使うという表現がありました。
 私のイメージで描いてみました(え?・・メリン神父が、レスリー・ニースセンに似てる? あ、「裸の十字架を持つ男」は・・あまりにもお下品なので、見なくていいです)。
2009-09-03
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる