マルク王

マルク王

 コンウォールの領主マルク王です。
 伝説の物語トリスタンとイゾルデは、その悲恋ぶりといい、妖しげな薬物(毒薬と媚薬)といい、ロミオとジュリエットのモトネタだと言われているのですが、登場人物の中で、悲劇になる原因は、どちらにしても、このマルク王です。
 彼が、善として描かれる場合と悪として描かれる場合がありますが、その善悪どちらでも、悲劇が起こりうるというのがミソですね。
 単純に言うと、王の甥のトリスタンが、王の代理として、政略結婚の花嫁を迎えに行って、その花嫁に手を出してしまった・・それだけのストーリー。
 結婚式の後も王妃と甥との不倫は続いていて、それを知って怒った王が、甥を成敗する・・というのが「悪い」王様のお話。
 王妃と甥の不倫を知って、怒りながらも、王妃も甥も愛しているので悩む王様。甥も王妃も、王様がよい人だと知っているので、不倫しながらも悩む二人・・というのが「善い」王様のお話。
 近代的なのは「善い」王様ですね。
 さて・・このような立場に立たされた中世の王様は・・普通、怒って成敗・・でしょう。
 甥は殺され、王妃は政治的な立場なので、生かされるけれど軟禁状態で、王はヤケで、若い女を沢山侍らせて、遊興三昧・・・これだと、含蓄のある悲劇にはならんなあ・・・。
 悩めるマルク王・・・。
2009-07-25
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