ワインを見つめる男

ワイン男

  ミレイの絵の片隅に登場する人物。
 宴の主人と思しき人物が、じっとワイングラスを見つめて何事か思案しています。親戚一同のような、色々な年齢の十人近くの人々がテーブルについていますが、それぞれに酒を飲み、料理を食べ、てんでんばらばらの様子。
 手前にうら若き女性が座り、その隣に彼女にオレンジを勧めている若者がいますが、視線は彼女の顔にひたとくぎづけ。
 女性は、当惑しながらも、ちょっとうれしい・・でも、そんなあからさまに見つめないで・・皆に怪しまれるわ・・とでも言いたそうです。誰も気付かないようなので、男はだんだん大胆になる・・それを、ジト目で見つめる背後に立つ黒い服を着た給仕。
 この絵は、事件が起こる前のイザベラとロレンツォを描いています。
 ワイングラスを見つめる男は、彼女の長兄
 この家の当主で、宴の主催者。末席の若い2人のやり取りを見ているのか見ていないのか、見ないふりをしているのでしょう。
 「ロレンツォのやつ、使用人のくせに増長しすぎたな。さて・・どうするか・・」と思案中。
 この兄の暗い思案の後、陰惨な悲劇がはじまります。
 目の高さに細いグラスを上げ、周りと浮いた雰囲気が面白かったので暗い室内に一人で座らせる・・というイメージになりました。
2009-07-16
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