アルボルノス枢機卿

アルボルノス

 戦乱渦巻く、群雄割拠の14世紀のイタリア半島。
 ローマ教皇庁はローマにはなく、教皇は、アヴィニヨンで情勢を伺います。
 そして、このイタリアの混乱に終止符を打つべく、教皇が放った密使は、北斗真拳の使い手!ではなくて、カスティリアの鷹?文武両道の枢機卿。
 聖職者とはいえ、王家とアラゴン王家の血を引く貴族の出身で、法律学者にして軍事にも長けた、エジディオ・アルボルノス。
 カスティリア王のアルフォンソ11世(ほぼ同世代)の時代にトレドの大司教を務めたりした人物ですが、息子のペドロ1世即位の年にカスティリアを離れ、アヴィニヨンで枢機卿になって教皇特使になるのです。
 そしてイタリア入りした彼は、硬軟併せ持つ才能を駆使して、着々と教皇領回復の布石をしいてゆきます。
 海千山千の在地の領主たちと、ありとあらゆる手を使って渡り合う活躍は、実は、ルネサンスのセレブたちのcucciolaさまに教えていただきました
 武力を使うことも辞さないけれども、それを全面に押し出すことはぜず、教皇の権威があまりないのも知っているけれど、大義名分としては大いに利用し、まさに臨機応変というのでしょう。柔軟で知性的な策略家であったと思われます。
 彼自身は、生涯一度もローマ入りしておらず、教皇ウルバノス5世が念願のローマ入りを果たす時に、ローマ近郊のヴィテルボで迎えて、その地で死んだそうです。
 その頃、故郷カスティーリアでは、ペドロ1世とエンリケ2世との決着がほぼつきかけた頃です。
 はじめてイタリアに入った時は40歳でしたが、活動のはじまりでもあるので若作りしてみました。
2009-07-15
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