鬼鹿毛

馬鬼

 人名事典なのに、馬!なんて・・どうかと思いますが、実は小栗判官を描こうと思っていたのです、最初は。
 ところが、人肉を主食として与えられ、鉄の輪、鎖で縛られている、すさまじい怪物「鬼鹿毛」が、なかなか面白いなと思いはじめて、結局こういう絵になりました。
 小栗判官は説教節などで有名になった物語です。
 主人公の小栗判官は、大納言家に生まれた毘沙門天の申し子で、文武両道にすぐれて、頭脳明晰、眉目秀麗。
 父母に溺愛されて育ちます。しかし、色好みというか、浮気者というか、女性にだらしがなく、72人もの女性をとっかえひっかえした挙句に、大蛇の変身した女と同棲したということが噂になり、外聞の悪い両親は地方に流してしまいますが、そこでも豪族の娘に手を出します。
 で、怒り激しいその豪族の館で、こっそり飼われている先の人肉を餌とする鬼鹿毛という怪物馬に乗せられることになります。
 厩とは思えない頑丈な牢獄のようなところに、辺りには累々と白骨が散らばり、生臭い匂いが立ち込めて、巨大な馬が鎖につながれていた・・・という設定です。
 なんだか、アルゴナウタイのイアソンみたいではないです? いかに小栗くんが、乗馬に巧みでも、一見優男なので、こんな馬は無理でしょう・・という伝奇感覚が素晴らしい。
 鬼鹿毛という名の如く、本当は鹿毛(茶色で黒たてがみ)がいいのでしょうが、なんとなく鉄の馬っぽくしてみました。目の中は溶鉱炉なのです・・ってやっぱり映画のアルゴノーツの影響をうけているんです・・。
 あ、勿論ヒーローですから、小栗君はこの馬と話し合い(!)、乗りこなすことが出来たので、豪族達は彼を「毒殺」します。
 小栗判官は、またあらためていつか描きます。
2009-07-04
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