ジェルベール

ジェルベール

 悪魔と取引をした者は、一時は栄耀栄華をきわめたとしても、いずれ運命は尽き、むごたらしい最期を迎える・・というのは、物語のお約束ですが、全くそうでなかった人もいます。
 一介の修道僧であったジェルベールは、究学心のあまり、悪魔と契約して学業にはげんで成果をあげたという伝説。
 悪魔のバックアップ?で、学者としては数々の著作をものし、教育者となる。
 政治的活動としては、神聖ローマ皇帝とフランスのユーグ・カペーなどとの交渉の場で活動。
 宗教家としては東欧やロシア方面などにも布教の足がかりを作り、聖職者の頂点であるローマ教皇の地位にまで上りました(シルヴェストル2世。そう伝説の魔術法王です)。ハンガリーのイシュトヴァーン1世の戴冠もしています。
 しかも彼が教皇に在位していた時に1000年紀を迎えていますので、なにやら運命的な伝説が付加されたのでしょうか。
 それとも、あまりにも有能で活動的であったがために、これはきっと悪魔と取引でもしていたかもしれない・・と思われたのかも。
 後世の伝説では、スペインで修行中の20代の頃、アラビア人から魔法を伝授され、「此の世の秘密を記した」書物だけは見せてもらえなかったので、アラビア人の娘をたぶらかし、悪魔を呼び出して助けを得て、秘本を盗み出したとされています。
 他にも、物言う青銅の首を作っただとか、ローマで銅像に記されていた暗号を解いて、地下の財宝を掘り出したとか、庭の池でドラゴンを飼っていたとか(むむむ・・・バチカンの庭で?)。また望遠鏡や時計、水圧オルガンなどを作ったとも言われています。まるで、ダ・ヴィンチのような万能の天才だったのでしょう。
2009-06-16
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