スタール夫人

スタール夫人

 フランスの女流作家でロマン主義の先駆者・・・というより、ナポレオンに熱を上げてフラれ、逆恨みし、強烈な反ナポレオン主義者となって、世界各地でナポレオンの悪口を言って歩く、強烈なおばさん・・ということのほうが有名かも。
 本名はアンヌ・ルイーズ・ジェルメーヌ・バロン・ド・タール・ホルスタイン。有り余る知性と雄弁で子供のときから勇名を馳せた才媛であったのですが「あまり美人ではなかった」という評判もあります。
 しかし、己の才能に自信があった彼女は、イタリア戦線から戻ったナポレオンに熱烈にラブコール。「二人の天才が結ばれることはフランスのためだ」と信じて疑わず、家に押しかけて、ナポレオンは風呂に入っていたのにかまわず、ズケズケと入っていたとか。
 まあ、こういう思い込みの激しい女性に言い寄よられて、普通でも女性あしらいが上手いとは思えないナポレオンとしては・・ちょっと気の毒ですね。
 以後、彼女は、可愛さ余って憎さ百倍というのを地で行き、ナポレオンが嫌いで戦争をはじめたプロイセンの王妃マリア・ルイーゼや、ナポリ王妃のマリア・カロリーナとナポレオンを罵倒して、意気投合。大いに怪気炎をあげたそうですが、ロシアにまで行ってアレクサンドル1世にも「悪口」を言い、イギリスやスゥエーデンなどに「悪口行脚」をしていますが、これって・・・一種の裏ストーカーですよね。
 ナポレオンが没落した後、彼女は大いに失望し、「彼には、勝って、殺されてほしかった」と言ったとか。
 これは「悲劇の英雄」を望むファンの心理でしょう? 以後、アヘン中毒になり、自滅するように死んだのですが、やはり、彼女は、生涯、ナポレオンが生きがいだったのでしょうね。
 藤本ひとみ「皇帝ナポレオン」では、大柄で腕力が強く、ドスコイタイプのすさまじいスタール夫人が登場しますし、毎度おなじみの「ナポレオン獅子の時代」(長谷川哲也)の彼女は・・・ あまりにもヒドすぎる~!・・・ので、ちょっと真面目?なスタール夫人を描いてみました。肖像画では、勿論、ナポレオンの胸像なんか描かれていませんが、ルイ・コルベ作の彫像をなでなでしているところ?にしてみました。
2009-05-21
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