プーレーヌの男

プーレーヌの男

 西洋の中世衣裳といえば、ロマンチックなイメージですが、おしゃれな貴族達は、さまざまな趣向を凝らしていました。
 文字通り、つま先から頭の天辺まで、隙のないおしゃれをするには、なかなか努力がいります。
 特に立派な靴をはいているということで、すでに庶民ではないという印です。
 靴のつま先の形といえば、とがっているか四角いか、丸いかなど現代も色々スタイルがありますが、つま先のとがった靴は下賎な労働をしないという身分の証であったようです。 
 そのとんがり靴の代表的なものがプーレーヌという靴です。
 すでに12世紀にあったということですが、14世紀にフランスを中心に大流行しました。 
 靴先の長さは、庶民は足の長さの0.5倍、騎士は1.5倍、貴族は2倍、王族は2・5倍と定められていたとも言います(ということは、靴のサイズが25センチの王様は75センチの靴を履いたということですね)。
 なんぼなんでも、ここまでせんでもええやろう・・というくらい長くのびたつま先は、さすがに労働をしない王様でも歩きにくかったんでしょう、のびた先を紐で膝下にくくりつけるタイプまで出てきました。
 今考えると滑稽なスタイルですが、当時は、カッコよかったんでしょうね。ゴシックの時代には似合ったかもしれません。
 15世紀の貴族の結婚式の絵の登場人物。新郎の友人か兄弟でしょうか、花婿とほぼ同じような衣裳を着て、黒いプーレーヌとタイツでキメています。
2009-03-31
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