松王

松王

 御伽草子や奈良絵本に「築島」というのがあります。この物語は、行方不明の娘を探す物語と、人身御供の伝説が入り混じっているのですが、ちょっと唐突な感じがするのが、そのラストの松王人柱伝説です。
 ストーリーは、平清盛が、大和田の泊を築造するのに、どうしてもうまくいかず、陰陽師に占わせたところ、人柱を30人たてればよいと言われ、生田の森(藤原紀香が結婚式を挙げた神社の境内に今もあります)に部下を潜ませて、通りかかる旅人を捕らえていました。そこで、かの行方不明の娘を探して旅をする父親が捕らえられ、再会した娘の嘆願によって許されるのですが、その時に、清盛の侍童であった松王が、自分が人柱になるので、ほかの29人を許してやって欲しいと願い、彼の犠牲によって築島は完成した・・というものです。
 このラストは、そもそも父娘涙の再会と、この唐突に出てきた松王の犠牲とは、果たしてなんじゃいな? 
 清盛は、何故この30対1の交換に応じたのか・・清盛と彼の関係は・・・とか、マア、疑問が一杯なのですが(御伽草子的解決では、松王は大日如来の化身だということになっていますが)それはおいといて、松王の犠牲は有名で、地元(神戸の和田岬)では、松王の碑などもあり、彼の菩提と弔ったという伝説のお寺が有ります。
2009-03-02
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