渡唐天神

渡唐天神

 天神さまは、勿論、菅原道真で、死後、怨霊の勢いが凄かったので、怖れた藤原氏などが神として祭り上げてお怒りを鎮めたのが天神さま。学問の神様である天神様とゆかりの深い梅の季節でもあり、今まさに受験生たちには天神詣でが盛んです。 
 信仰の対象となる天神さまの神像は、牛に乗っているものや、衣冠束帯の厳かなものなどがありますが、渡唐天神というのも、そのような天神様のお姿の一つです。
 伝説によると、鎌倉時代に、宋の国で禅を修して帰国した円爾弁円の夢に、天神さまが現れ、「禅とは何か」と聞かれ、奥義は自分の師匠(宋の国の高僧です)に聞いて下さいと答えたところ、しばらくして、また夢枕に立ち、「早速、宋に渡り、あちらで禅の修業をして衣鉢を受けて帰ってきたぞ」と言ったそうです。
 この物語から渡唐天神の絵姿が描かれるようになったそうですが、海外帰りらしく、すっかりあちらの士人のようないでたちになった道真さんです。そもそも生きている時は遣唐使をやめた人なのですが、死後250年もたってから初めて海外に出て、すっかりかぶれてかえってきたとは面白いではありませんか。
 梅の枝を持っているのがお約束だそうですが、四君子(梅、蘭、竹、菊)の梅の士人林和靖風にしてみました。復讐の鬼と化した怨霊も、300年もたてば、おだやかな風貌になったのではないか・・と。
2009-02-21
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