匂宮

匂宮

 宇治十帖の主人公?の二人、薫と大君のウジウジした恋愛を見ていたら、この薫のライバル匂宮は、単純明快。抹香臭いくせにスケベ根性の薫と比べて、「どこぞにええ女おらん?」の一言で、なんでもカタがつきそうな、好き者のあんちゃん。
 この2人は、宮廷のイケメンアイドルで、どちらも男のおしゃれの必須アイテム「香り」を競っていたので「薫る大将」「匂うの宮」と並び称されていたということですが、「薫る」はまだしも、現代は「匂う」は、いい男にはふさわしくない用語ですね。なんだか匂ってきそう・・というと、臭いイメージですが、当時は、まあ優雅な言葉だったのかも。匂いというと、色彩のグラデーションを表わす雅な表現もありますし。
 で、薫は、表向き光源氏の息子ですから、明石中宮が生母の匂宮は、姉の息子・・つまり甥にあたります。母方からすると、女三宮の兄さんの息子なので従兄弟。薫の実父の柏木から行っても血の濃い親戚です。しかし、根暗の薫と違って、家庭環境がおおらかなのか、育ちがいいのか、まあ、ぼっちゃんですねえ。東宮に立っているのは兄なので、気楽な次男坊のせいもありましょうが、天性のものかも。

2008-12-10
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