マリー・テレーズ(マダム・ロワイヤル)

マリー・テレーズ

 マリー・テレーズ・シャルロット・ド・ブルボンというのが本名ですが、マダム・ロワイヤル(皇姫あるいは大公主とでも)という呼び名が示すとおり、彼女は由緒正しいお姫様。
 ルイ16世とマリー・アントワネットの長女で、母方の祖母マリア・テレジアにちなんで名づけられたのでしょう。一度も微笑んだことがないというウワサはその過酷な少女時代に原因があるようです。
 最高に贅沢な幼年時代の後、タンブル塔に幽閉され、やっと外に出たされた時は、父も母も処刑され、弟も死んでいました。
 血筋の良い彼女を政治的に利用しようとするオーストリアに、一旦引き取られた彼女は、イタリアに亡命中のプロヴァンス伯爵(ルイ16世の弟)の思惑もあり、従兄弟のアングレーム公爵(無能な王子と言われます)と結婚します。しかし、祖国を追われている王室一家は、あちこちと放浪。ナポレオンの失脚後に、祖国に帰ったのは、20年目のことです。
 一家は、王政復古で返り咲いたのですが、故国フランスの国民に対し、恨みこそすれ、愛情も同情も持ち合わせない彼女は、復讐心に燃えていたようです。ワーテルローの後、ナポレオン派などへの強硬な粛清は、国王のルイ18世(プロヴァンス伯爵)よりは、彼女の意思だったようです。
 再び、王室が追放され、その時は、王太子妃という地位にあった彼女ですが、イギリスに亡命し、やがて母の故郷のオーストリアに流れ着き、その地で義父や夫も、彼女も生涯を終えました。
 タンブル塔から出てきた彼女については、根強く別人説もあるようですが、多感な成長期に、幽閉という長い時期を過ごした女性が、容貌や、表情なども別人のようになったというのはありうることだと思うのですが・・・。
2008-11-01
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる