インドラジッド

インドラジッド

 ラーマヤーナは、ラーマ王子が、ランカ島の魔王ラーヴァナを滅ぼす物語で、そのきっかけは勿論シーターの略奪です。
 そのラーヴァナ旗下、最大の魔術戦士(魔道士?)といってもよいのが、魔王子インドラジットです。
 ラーヴァナの息子で、本名はメーガナーダで、これは、雷鳴という意味で、生まれた時に雷鳴が轟いたので名づけられたそうです。天界のインドラ神と戦って、一度は彼を虜にしたので、インドラに勝った者という意味のインドラジットという名前をブラフマー(梵天)から与えられました。
 ラーマが、兄弟やハヌマーンの猿軍団を率いてランカ島に攻め寄せて来た時、このインドラジットは、姿を隠してナーガ(魔蛇?)を飛ばし、兵士達の手足を縛り、矢を射かける魔術攻撃で、散々な目にあい、ラーマの異母弟であり、副官でもある弓の名手のラクシュマナまでが負傷して重態。
 ラーマたちが、姿が見えぬ彼を捉えることができずに困っていると、ラーヴァナ王の弟でラーマ側についた人物(実の叔父ですね)の助言によって、インドラジットの魔術のための祭祀場が破壊され、復活したラクシュマナによって殺されます。
 結局、父親のラーヴァナ王も殺されたあと、この「裏切り者」の叔父が、ラーマの後押しでランカの王になります。まあ、こちらにも、お家の事情も色々あったのでしょうね。
 彼らは、魔王つまりは羅刹の一族とされ、顔色が緑だったり青黒かったり、ラーヴァナに至っては十個も顔があるグロテスクな姿で描かれるのですが、ランカ島というのは、スリランカだと言われていますので、この島と本土との間にあった、なんらかの戦いの記憶がこの物語を作ったのかもしれません。
2008-10-28
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