菊慈童

菊慈童

 謡曲「菊慈童」の物語は、中国は三国魏の時代・・ということになっています。
 魏の文帝(曹丕さまですね~♪)が、霊山の名水を求めて使者を遣わします。帝の使者は、深山幽谷、この世ならぬ仙境の如き山で、不思議な雰囲気の超俗的な少年に出会います。
 話を聞いて見ると、彼は周の穆王の寵童で、罪を得て山中に流されたが、王が釈迦から授けられた二句の偈を教えてもらい、それを菊の葉に書いておいたところ、その雫が霊薬となりそれを飲んで仙人になったもよう。700年もこの山中で暮らしていると言うので、その霊水を持ち帰った・・というお話です。
 しかし、周の穆王は紀元前940年頃の人で、西王母とデートした人物です。釈迦はゴータマ・シッダールタで、諸説ありますが、紀元前6世紀か5世紀の人ですから、穆王が釈迦に会って、弟子入りするのは難しいです。しかも、曹丕が帝位についたのは220年ですから、どう考えても穆王の時代からは千年以上たっているではありませんか。
 このネタはどうも「日本製」らしい。海外の有名人をちりばめたフィクションです。それにしても、霊水をもらったはずの曹丕はけっこう早死にしているのですから、もう少し長生きの皇帝を選べばよかったですね。
 さて「不思議な少年」菊慈童は、周王に仕える美童であったということですが、「発見」されたのは三国時代・・この時代的ギャップをどうするのか?・・・というより、まあ、イージーな「中華風」少年にしてみました。
2008-09-18
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