清心(鬼薊清吉)

清心2

 「十六夜清心」(原題・小袖曽我薊色縫)の主人公で知られる人物です。
 鎌倉極楽寺が盗賊に押し入られ大金を取られるのですが、会計係の僧であった清心が疑われ、また遊女十六夜に通っていたことがバレて、寺を追放され、店を抜け出した十六夜とともに身投げ心中をします。
 しかし、岸に流れ着き、助かってしまった清心は、道で病に苦しむ小姓に出会って介抱していたところが、この病人が大金を持っていることがわかり、ふと悪心がきざします。はずみで小姓を殺してしまったところから転落のはじまり。
 「1人殺すも1000人殺すも、斬られる首は一つ」と居直って、悪の道まっしぐら・・・。名前も鬼薊(おにあざみ)の清吉とかえて、天下の大盗賊になってしまう。勿論、恋人の十六夜も助かっていて、2人は運命に翻弄されて再会し、二人して悪の道に落ちてゆく、「俺達に明日はない」江戸ノワールです。
 打ち首になった坊主くずれの実在の盗賊をモデルに、波乱万丈のドラマに仕立てたのは河竹黙阿弥の筆の冴えでしょう。 
2008-08-19
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