調子丸

調子丸

 調子丸は、聖徳太子の愛馬、甲斐の黒駒の世話をしている舎人です。
 時代はかなり矛盾しますが、この方のお墓と伝える古墳などがあったり、曼荼羅の絵にのっていたりと、聖徳太子信仰のなかでは、なかなかの重要な役どころです。さしずめ、聖徳太子の「惟光」的存在でしょうか。
 しかし、日本書紀などには登場しませんが、後世の聖徳太子伝記物語の中では馬とセットで出てきます。そして、いつのまにか百済の聖明王(日本に仏法を伝えた、ある意味、仏教伝来の聖人的存在)の宰相の息子だとかいう、とても高貴な出身にまでなってしまいました。聖徳太子の伝説がエスカレートすればするほど、まわりもドラマチックになるということでしょう。東方の聖人にお仕えするべく異国の貴人がやってきた・・というね。
 中世には、この調子丸の子孫だという人物が法隆寺の発展に力をいれますが、そのあたりに調子丸貴人化の秘密がありそうですね。
 聖徳太子が、馬で空を飛び、諸国を巡ったという伝説でも、太子の後ろに相乗りしていたということから、弟分のような存在の召使だったのでしょう。鎌倉時代の聖皇曼荼羅に登場の、馬のお世話係りの少年というイメージで。 
2008-07-05
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