女橋

女橋

 女橋(じょきょう)は、治水の英雄禹(う)の妻です。
 諸国歩き回りながら、治水工事に専心していた禹は、塗山氏の娘の女橋に惚れこんで、妻に迎えますが、新婚の4日目には、また治水工事の旅に出てしまいます。そして、また帰ってきてもすぐ旅に出てゆくという生活を繰り返していました。
 留守を守る彼女は淋しくてなりません。そのような妻の心を知ってはいるのですが、仕事が大事な彼は、高楼を立てさせ「淋しかったらこれに上って故郷を眺めるように」といってまた出てゆくという、単身赴任の現場廻りの典型のような夫でした。
 このような淋しい生活の中で、じっと耐えながら子育てをして、夫が即位するまで耐える妻であった・・という物語がある一方で、待ち続ける生活がいやな彼女は、身重の身体のまま夫の工事現場ついて行ったというお話しがあります。
 山を開削している禹は、人に見られていない時、熊!に変身して土を掘っていたのですが、弁当を届けに行った彼女は、熊の姿を見て驚き、逃げ出します。禹は、あわてて(熊のまんま!)追いかけたので、よけいに驚いて逃げ惑い、石になってしまいました。
 そして禹が、子供をどうするんだ、と言ったので石が割れて赤ん坊が生まれ、禹はその子供だけを連れてとぼとぼ?帰っていったそうです。
 面白すぎる話ですが、跡継ぎの子供の名前が(けい)で、ひらくという意味があるので、こんな物語ができたのでしょうか? 
 意外と、亭主元気で留守ばかりの、お気楽な「待つ女」であったかもしれませんが・・・。 
2008-06-22
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