トロイロス

トロイロス

 イーリアスから始まる、トロイア陥落は、古来色々なパターンに物語られています。
 特に、ローマ人はトロイアの陥落が好きで(好きというより、まあ、彼らの先祖がアイネイアスだから、はるか大昔の先祖の悲劇を語り伝えたのだと思いますが)、そのローマの文明的子孫のヨーロッパ人がトロイア好きなのはわかりますね。
 トロイアの陥落にまつわるエピソードの一つに、トロイロスの悲劇があります。トロイアの王プリアモスには、たくさんの子供たちがおり、その長男が有能なヘクトールで、次男が問題のパリスはんであるのは有名ですが、そのプリアモス王の末子で、トロイロスという王子がいます。
 トロイアを攻めて滅ぼしたいアカイア連合軍は、占いをしますが、「王子トロイロスが二十歳になったらトロイアは陥落しない」という卦が出ます。そこで、「じゃあトロイロスが二十歳にならなければいいんだ」ときわめて単純な結論に達したのは、アキレウスで、トロイロスが泉にやってきて馬に水を飲ませるところを待ち伏せしします。
 襲撃者に気付いた王子が馬に乗って逃げますが、そこはそれ、駿足のアキレウス!(アキレスのヒット商品、小学生の人気運動靴は瞬足です) 馬よりも早くおいかけ、おいつき、年端もいかぬ王子を無残に殺した。で、結局、トロイアは陥落したけれど、多くのアカイア人も(彼も)戦死したという結末です。
2008-05-26
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる