高句麗壁画の女性

高麗壁画

 高松塚古墳壁画の飛鳥美人や、キトラ古墳の十二支が話題になっている昨今ですが、高松塚の女性像を初めて見たときは、従来乏しい知識でイメージしていた唐風の白鳳時代の衣装とはあまりに違うので、ショックを受けたものですが、よく考えて見ると、同時代とは言わないまでも、かなり近い時代の天寿国繍帳や、瓦に描かれた線刻の人物図、法隆寺の塑像などに近いものがあったのですが、発掘当時、注目されたのは、高句麗古墳の壁画人物でしょう。
 数ある壁画の中で、5世紀後半とされる水山里壁画古墳の壁画人物は、主人夫妻と思しき二人が蓋をさしかけられていますが、夫君は、中国風の冠に堂々とした官服姿で、夫人は鮮やかな虹裳(セットンチマというそうです)というプリーツスカートで、上衣も袖口や裾、前立てに刺繍のある豪華なものを着ています。
 埴輪の女性の衣裳にも似ており、このようなスカートの上に上着を着るオーバーブラウス形式のものが東アジアのファッションであったかもしれません。
 色彩は、朝鮮中央博物館の復元によるものですが、髪型は、剥落が多くあまりわからないので、つき従う侍女のスタイルに似せました。しかし、女主人なので、もっと華やかな髪飾りなどがあったかもしれません。
2008-05-06
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